会社は大きい方が安心?

あなたが会社を選ぶ際、何を基準に選んでますか? 大きい会社だと安心しますか?

リラクゼーション業界の不利な点としては売り上げに限界があることです。
仮に10分1,000円の価格であれば1人のセラピストが継続的に売り上げられる金額としては1日20,000~25,000円でしょう。
60分2,980円のとこだともっと低くなります。上限があるということは収入にも限度があります。 
時間を売っているのと同じことなので、上限があるのは致し方ありません。
セラピストには1日に施術できる時間の限度があります。

大きい会社が定額家賃や雇用契約での採用を行っている場合、事務作業を行うスタッフが必要になってきます。
複数店舗あるとそれをマネジメントする人材も必要になってきます。役職がいろいろあって、上に行くほど給料はよくなりますが、現場に出て売上げを上げる時間はほとんどなくなります。
新規開業のための営業部隊がある会社もあります。営業名目で旅館に泊まったりしています。

さて、事務作業を行うスタッフや現場に出ないスタッフ、営業スタッフの給料と経費・・・
これらは誰が払っているのでしょうか?

会社?

元はと言えば現場で働いているセラピストが売り上げたお金の一部です。
他にもセラピストが“安心”して働くためにお金をストックしておかないといけません。
そして売上げには限度があります。

結果として、セラピストの給料は低くなってしまします。そしてその金額ではモチベーションが上がらず売り上げも落ち、また給料が減るという悪循環に陥ります。

経営的には売り上げがあるときはどんどん拡大したくなります。組織が大きくなってくると役職も増え、増収を目指し新規開業も増えます。
一部の経営者はそれが成長だと考えているのです。

経営者が成長と膨張の違いを理解していないといつしかそれは破裂します。
破裂すれば一気に赤字になり、再び黒字にするためには痛みを伴う大変革が必要です。はたして、膨張を成長だと思っていた経営者にそれができるのでしょうか?

リラクゼーション業界においては会社が大きいからと言って安心はできません。むしろ不安定です。
今はもう昔のようにリラクゼーションサロンってだけでお客様が来てくれることはありません。昨今の規模の大きい雇用契約・テナント契約の会社が軒並み不調なのは偶然ではありません。


いまは“専門化”が必要なのです。それも個人レベルでの個性が必要なのです。


あなたが所属する会社を選ぶときに考えるべきことは、その会社が大きいか小さいかではなく、あなたの個性を出せる(見つけられる)職場かどうかという点です。

自分が果たすべき役割を見つける

あなたはなぜこの仕事をしているのでしょうか?あなたにとってこの仕事が好きで得意ならそれは天職でしょう。
その好きで得意なこの仕事を通して、あなたは社会にどう役立ちたいと思いますか?

あなたの個性は必ず社会に役立ちます。自分が果たすべき役割を背負うと人生は大きく動き出します。


まだそれが何か分からない というセラピストも多いでしょうね。一つ参考にしてほしいことがあります。
信じる信じないはあなたに任せます。

まず、どこかお気に入りの神社を見つけてください。お宮参りした神社でもいいし、一番近所の神社でも構いません。

普通、神社に行くと自分の願いを神様にお願いしますよね。
そうではなく、手を合わせてその神様に「(私が神様の)お役に立てることはありますか?」と聞いてみてください。

そういうお参りをしていると、ある日ピンとくる出来事があります。「あれ?これってこういうこと?」みたいな。
それも何度も。

そうなれば、それをするしかなくなります(笑)これを神様はどうしてほしいんだろう?どうしたら神様がOKくれるかな?
と考えると道がどんどん開けてくるのです。

騙されてもいいやと思って試してみてください。