休むのも仕事のうち

ある求人広告に書かれてあった某会社のモデルケースです。

報酬60分につき1,800円 30万円以上可 (1日7人施術12,600円 24日出勤で302,400円)

お~月収30万超えるじゃん!!よし!働こう!!  って・・・思うわけない(汗)
経験者の方はこのモデルケースに随分無理があると気づくでしょうが、未経験の方は気づかないでしょうね。

まず、60分×7人ということは1日420分の施術分数になります。しかもそれが月24日も…。 身体壊れますよ…こんなの。身体の前に気持ちが壊れそうです。
それに24日全部420分も施術できるほどお客さんは来ません、普通は。

マッサージの仕事は一種のスポーツだと考えることができます。セラピストの体調が施術(パフォーマンス)に大きく影響するからです。
体調管理はかなり重要なんです。いくら好きでも1日400分超も毎日施術していたら身体がもちません。高校球児が投げすぎて肩を壊してしまうように、セラピスト生命を短くしてしまいます。

しっかり休んで体調を整えて、短い時間でしっかり売り上げを出すことが重要です。

モデルケースというか弊社が目指すのは、 1日180分 20日出勤 報酬がボーナス込みで30万円 です。

単純に売り上げの60%が報酬とすると、30万円の報酬のためには50万円の売り上げが必要です。それを20日で割ると1日25,000円。
さらに、1日180分で割ると約140円。 つまり、平均60分8,400円以上のメニューが必要になってきます。

弊社ではもみほぐしは60分6,000円、エステ(オイル)は60分12,000円で提供しています。おかげさまでエステメニューもよく出ており、1日25,000円の売上目標は現実的な数字です。
セラピスト達がこの価格でも満足してもらえるよう切磋琢磨しているからです。


某会社のモデルケースを批判するつもりはありません。その会社が提供している価格では60分1,800円という報酬はむしろ良心的です。
ただ、30万円の報酬を得るためには10,000分(167時間)施術する必要があります。
弊社では、過去の事例から算出すると3,850分(64時間)で稼げるのです。

あなたはどちらを選びますか?